子どもを預ける施設には「保育園」「幼稚園」「学童保育」があります。
それぞれの目的や料金、入園条件、申し込み方法が異なるため、どの施設が適しているかをしっかりと理解して選ぶことが大切です。
ここでは、これらの施設の違いや特徴をまとめましたので今後の参考にして頂ければと思います。
保育園は…
保育園(保育所)は、保護者が働いているなどの理由で日中子どもを預けるための福祉施設です。
子どもの安全を確保しながら成長・発達をサポートする場でもあります。
主な特徴
対象年齢 0歳~就学前(6歳まで)
運営 厚生労働省管轄(福祉施設)
目的 保育を中心とした生活の場の提供
保育時間:7時~18時(延長保育は最長20時頃まで可能)
特徴 給食やお昼寝があり生活習慣を身につける保育が中心
保育園の料金
料金は自治体や家庭の所得によって異なります。
0歳~2歳児 月額 2,000円~70,000円程度(地域による)
3歳~5歳児 基本無料(※幼児教育・保育の無償化対象)
延長保育料 月5,000円~10,000円程度
給食費 おやつ代 3歳以上は月4,500円前後
入園条件
保育園は「保育が必要な家庭」を対象としているため、入園には自治体の選考があります。
選考基準例
共働き(フルタイム・パート問わず)
妊娠・出産(第二子以降の準備期間)
病気や介護をしている場合
就学中(学校に通っている)
育児に困難がある場合(身体的・精神的な理由)
選考は自治体によって異なりますが、ポイント制が多く、条件が厳しい家庭が優先されます。
申し込み方法
自治体のホームページで確認:募集要項や必要書類を確認します。
申し込み書類を準備・提出:利用調整のための書類(勤務証明書など)を提出します。
選考結果の通知:自治体から結果が通知されます。
幼稚園は…
幼稚園は、就学前の子どもに教育を提供する施設です。小学校への準備を目的にした教育課程が特徴です。
主な特徴
対象年齢 満3歳~就学前(5歳まで)
運営 文部科学省管轄(教育施設)
目的 集団生活を通じて知育・徳育・体育をバランスよく育成
保育時間 9時~14時(預かり保育を利用すれば16~18時頃まで延長可能)
特徴 お遊戯、工作、運動、学習活動が豊富で行事も多い
幼稚園の料金
料金は公立と私立で異なります。
公立幼稚園
保育料 月額 5,000円~15,000円程度(3歳~5歳児は基本無料)
私立幼稚園
保育料 月額 25,000円~50,000円程度
幼児教育無償化の補助あり(月25,700円まで補助)
その他費用(私立の場合が多い)
給食費 月4,500円程度
バス代 月3,000円~5,000円
制服・教材費・行事費:数万円が必要な場合あり
入園条件
幼稚園は満3歳以上であれば基本的に誰でも入園できます。ただし、私立幼稚園は人気が高く、抽選や面接が行われることもあります。
公立幼稚園 住んでいる地域内の幼稚園に申し込む
私立幼稚園 先着順・抽選・面接などで入園者を決定(子どもと保護者への簡単な面接がある場合も)
申し込み方法
募集要項を確認 各幼稚園のホームページや配布資料で募集時期をチェックします。
願書の提出 必要事項を記入した願書を提出します。
面接・抽選(私立の場合):抽選や面接を行い、入園者が決まります。
学童保育は…
学童保育(放課後児童クラブ)は、共働き家庭などで小学生が放課後に過ごす場所を提供する施設です。
安全な環境で宿題や遊びを行いながら過ごします。
主な特徴
対象年齢 小学校1年生~6年生
運営主体 自治体、NPO、民間企業など
利用時間 学校終了後~18時頃まで
長期休暇中 8時~18時頃まで
特徴 宿題サポート、自由遊び、人間関係のサポート、簡単なおやつが提供される場合もあり
学童保育の料金
料金は自治体や施設によって異なりますが、月額5,000円~20,000円程度が一般的です。
申し込み方法
学校や自治体に問い合わせ 募集期間や必要書類を確認します。
申請書類を提出 家庭状況や子どもの情報を記入した書類を提出します。
結果通知 利用が決定すると、通知が送られます。
認定こども園は…
認定こども園は、保育園と幼稚園の両方の機能を併せ持つ施設です。
主な特徴
保育園の機能と幼稚園の機能を両立
3歳~5歳児は保育料が無料(給食費などは自己負担)
保育が必要な子どもと、教育を希望する子どもが一緒に過ごせます
利用方法
保育園枠 保育が必要な家庭が対象
幼稚園枠 満3歳以上であれば利用可能
申し込み方法
自治体の案内を確認 利用区分(保育園枠・幼稚園枠)を確認します。
必要書類を準備 利用目的に応じた書類を用意します。
申し込み・選考 自治体または施設で申し込み・選考が行われます。
家庭の状況や子どもの成長に合わせて選択しましょう!!
働いている家庭 → 保育園や認定こども園が適している
短時間の教育を希望する家庭 → 幼稚園が向いている
小学生の放課後の預かりが必要な家庭 → 学童保育が便利
地域によって空き状況が異なるため、早めの情報収集が大切です!
申し込み時の注意点
施設を選んで申し込む際には、以下のポイントに注意しましょう。
①募集時期の確認を早めにする
各施設は募集時期が異なるため、希望する施設の募集スケジュールを早めに確認し、準備を始めましょう。
特に人気の高い保育園や私立幼稚園は応募が集中するため注意が必要です。
②必要書類を正確に準備する
申し込み時には勤務証明書、所得証明書、子どもの健康診断書などの提出が必要な場合があります。不備があると受理されない可能性があるため、書類を揃える際は十分に確認しましょう。
③ 選考基準を理解する
保育園や学童保育では自治体ごとに選考基準やポイント制が設けられています。選考の優先順位を確認し、家庭の状況がどの程度優先されるか把握しましょう。
併願の検討
希望する施設が定員に達してしまう場合に備え、複数の施設に申し込むことも検討しましょう。保育園と認定こども園を併願するなど、柔軟な選択が有効です。
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